21世紀健康館-名古屋市天白区の整体・各種ボディケア

株式会社 ヒューマンラボジャパン

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痛みの認識

   

病院でヘルニアと言われて・・・・ こんなことを言われて来院される患者様も少なくありません。実際ヘルニアというものは突出という意味がありまして椎間板の中身が飛び出てくる(簡単に言いますと大福もちの中のあんこが皮を破って外に飛び出した状態)ことを言います。椎間板の中身というのは髄核といいます。この飛び出した髄核によって近くを通っています神経を圧迫するわけです!よってその神経沿いの領域に痛みやしびれがでる・・・

いままでの西洋医学的な認識や説明としては上記のようなことが一般的なものとなっていました。しかしこの考え方は今、改められています。というか真っ向から否定されています。
ヘルニアがあるから痛い、体が歪んでいるから痛い、骨が変形しているから痛い・・・
こういった認識は今やもう古い考え方なのかもしれません。

簡単にいってしまいますと(ピンとこないかもしれませんが・・・)
               ↓

構造的なものは実際の痛み(症状)とは意外と関係ないのです。

ヘルニアを例に挙げますと、健常者(腰に痛みが全くない方)のほとんどの方にヘルニアの状態があるのです。これは実際の研究結果から明らかになっていることです。逆に完全にヘルニアがありおもいっきり神経を圧迫しているにもかかわらずなんの痛み、しびれを感じない方もいるわけです。

このような結果からもわかるように、一概にヘルニアがある=痛みとはならないということです。たまたま腰に痛みがあり、MRIをとってみたところヘルニアの状態が画像的に映し出されたから、それを今現在出現している痛みやしびれなどの症状とこじつけてしまうケースが多いのです。

では痛みの原因はなに?といったところですが・・・
実際のところ筋肉の過緊張や背骨の関節(椎間関節)の異常からくる痛みが多い(ほとんどといっていいでしょうか)のです。こういったものはいくらMRIをとったところで分かるものではありませんので無視されてしまうのです。

実際のところ痛みの原因を画像で判断するのは難しいことなのかもしれません。もちろんMRIなどの画像診断にしかわからないこと(器質的なもの)もありますので否定はしません。しかし原因は構造ではなく機能的なものにあります。見た目が歪んでいてもちゃんと動いていればいいのです。逆に見た目がまっすぐでもちゃんと動かなければそれは問題です。見た目プラスα動き(機能面)もみていかなけらばいけないのです。車のタイヤが新品でしっかり溝があっても、ちゃんと回転しなければ意味がありません。

私たちカイロプラクターは見た目(体のゆがみなど)ももちろん大事にしますが、それ以上にもっと機能面(簡単にいいますと動き)を大事に考えます。機能面を正常にしてあげることが体にとって一番良いことで結果的に痛みなどの諸症状も改善されます。
すこし難しくなったかもしれませんが・・・
骨が変形していても、ヘルニアで神経を圧迫されていると言われても、構造的にそれらが全く変わらなくても、機能的な改善ができれば症状は充分に改善、治癒することを少し理解していただくことができれば幸いです。

まだまだ知識不足ですが今後、体のことや治療のことなど自分なりの考えや思うことを書いていきたいと思います。

                             21世紀健康館 竹中

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