☆脳疲労☆
1月10日の中日新聞に、『食べて飲んで脳喜ばせて痩せる』驚異の成功率97% 『快食ダイエット』なるものが紹介されていました
『肥満の原因は脳の疲労』という仮説を基にした手法だそうです
実践には、まず『食事は一日朝昼晩の3度ある』という固定観念を捨て、そして『空腹を感じてから、食事をとる』という原則を守り、食べる時には『好きな物を好きなだけ、じっくりと味わって楽しむ』また、いくら食べようとも『食べ過ぎ』と思わず、最後に『おいしかった』と口に出す。要は『食欲という本能を満たすこと』が大切だという夢のようなダイエット法ですね
1990年頃に九州大学名誉教授の藤野武彦先生が提唱した仮説によると、正常な脳は、思考や感情などを支配する『理性の脳』=大脳新皮質と、食欲や睡眠欲など『本能の脳』=大脳旧皮質が互いに連携しながらバランスを保っていて、そのバランスが崩れて、『脳疲労』が起こるとされています
なぜバランスを崩すのかというと、現代社会は情報過多 さらに社会的余裕もなくなりストレスも多く、新皮質に過剰な負担がかかっており、その一方で、理性が本能を抑え込みがちで旧皮質が委縮してしまうからなんですって
そのバランスの崩れが、食欲や自律神経の中枢がある間脳に影響し食欲中枢が正常に機能しなくなると『味覚障害』を起こし、『過食や偏食につながり肥満や生活習慣病」に陥るのです
また、現在巷で紹介されているダイエット法の多くは『食事制限』をするものが多いですが、この『制限』をすると脳が『飢餓状態』と認識して、胃腸からの吸収力をアップさせ、さらにはエネルギーを貯蔵しようとすると同時に、消費を抑えるため基礎代謝を落とし、運動を避けようとするそうです
また、脳では食事を取らせようと食欲を増進させる『本能』が働きますが、これを『減量しなければ』という理性で抑え込むことが新たなストレスになり、『脳疲労』を深刻化させてしまいます