雑学?
先日スタッフのある先生に「何で十五夜にお餅を食べるんだろう?ウサギさんが月でお餅をついているのに…」 という質問をされたので、僕もきになって調べてみました。
お月見とは
お月見は旧暦の8月15日に月を鑑賞する行事で、この日の月は「中秋の名月」、「十五夜」、「芋名月」と呼ばれます。月見の日には、おだんごやお餅(中国では月餅)、ススキ、サトイモなどをお供えして月を眺めます。
中国、日本では、月を愛でるという習慣が古くからあり、日本では縄文時代ごろからあるといわれ平安時代ごろから中国から月見の祭事が伝わると貴族などの間で観月の宴や舟遊び(直接月を見るのではなく船などにのったりして水面に揺れる月を楽しむ)など歌を詠み、宴を催した。また、平安貴族らは月を直接見ることをせず、杯や池にそれを映して楽しんだという。
ヨーロッパでは満月は人の心をかき乱し、狂わせるものであるといわれ、月の女神が死を暗示したり、狼男が月を見て変身するというのは、その典型的な例で、とても月を眺めて楽しむという気分にはなれなかったようだ。日本では『竹取物語』に、月を眺めるかぐや姫を嫗が注意する場面があるため、中国から観月の風習が入るまでは月に対する考えがヨーロッパと似ていたようだ。
月見の風習いろいろ
最近は月見といっても、お店で買ったススキと月見団子をお供えするだけの家庭が多い様ですが、数十年前までは各地で様々な行事が行なわれていました。
1.十五夜のお供え物として全国的に見られるが、里芋などの芋類。これは、中秋の名月が里芋の収穫祭の性格を持つことを示しています。
2.ススキも全国でお供えされています。備えたススキを家の軒先に吊るしておくと1年間病気をしないという言い伝えが全国に分布しています。
3.南九州や沖縄などでは、十五夜に綱引きをする風習があります。
4.日本版ハロウィンとも言うべき「お月見どろぼう」という風習が全国にあります。家々では軒先や玄関に月見団子を縁側にお供えし、それを子どもたちが盗み食いするのです。もちろん本当のどろぼうではなく、各家庭ではあらかじめ玄関先などにお団子を置いておくわけです。団子は多く盗まれた方が縁起がよいとされました。最近では、子どもたちにお菓子を配るような場合もあるようです。
5.お供えする月見団子の個数は、その年の旧暦の月数というのが一般的で、平年は12個、閏月のある年は13個お供えします。
調べた結果こういうことでした。
又こんな感じで疑問なんかを調べて載せて行きたいと思います。
皆さんも何かあったらコメントに質問を下さい。